ポピュラーピアノ指導者協会

はじめに私たちの生活するこの日常には音がたくさんあふれています。そして、その音には高さ、強さ、音色の3つの性質があります。これらの音が美しく調和され、奏でられる音楽は日常の中の休息であり、喜びの源です。そして、その音楽を演奏する方法があります。
ピアウイングでは奏者の感性を含む、ピアノの演奏技術に、理論やクリエイティブな要素を加え、自ら伴奏をつけ、編曲する方法を学習します。レッスンの最初は簡単と感じるかも知れませんが、演奏法や理論を積み重ねていきますので、飛ばさずに学習してください。課題とする曲は一段楽譜にコードネームの付いたもので、これを「Cメロ」と呼びます。メロディの伴奏形は、ベース（低音）・バッキング（和音）・アルペジオ（分散和音）から成り立っています。各レッスンではこれらを応用して、様々な曲を弾いていきます。Cメロの楽譜には強弱記号や発想標語など、記号や標語がついていません。自分の感性で、心地よく感じる方法で弾いてみてください。また、フレーズの切れ目は歌ってみて、息を吸う所です。ペダルはピアノのある場所により音響効果がかなり違いますが、最初は小節やコードが変わる度に踏みかえてみましょう。自分で奏でた音をよく聴き、音の調和を大事にしましょう。
また、アレンジ奏法には即興型とジックリ型があります。ピアウイング独自の応用の利く方法でトレーニングすることにより即興演奏がだんだんできるようになります。プロのように素敵なアレンジ演奏になるまでには修得度にも個人差がありますし、それなりに時間がかかります。ジックリ型領域が即興型領域になるように、色々な曲を聴き、応用し、工夫して練習していきましょう。